2008年04月24日

距離を縮めたい理由なんか知るかよ


「……何よ」

「え?」

気が付くと、コイツはいつもニコニコして、頬杖をついて私を見ている。
全く、何?何なの?…どうせそう聞いても、別にー?ただみたいから見てるんだしーって言うだけ。

「何してるの?」

「え、本読んでるんだけど?」

見てわかるでしょ。

「そっか、じゃあ俺も本読もう!」

「え?え?何で?」

私の言葉を無視して、あいつは本棚から適当に本を選んで持ってきた。
で、隣の席にどっすん。

「…そこあんたの席じゃないでしょ」

「お前の隣はいつでも俺の席♪だろ?」

そして満面のスマイル。ぎゃあぁ!叫びそうになるのを必死にこらえた。顔が赤くなる。な、な、なんて…なんてくっさいことをこんなにも平気で言えるのか!?それに違うし!

「やっぱ私ついていけない…」

「何が?」

「もういいって……」

なんかこいつの相手していると、疲れるわ。ストレスで白髪が生えそう。






「なあ」

「ん?」

「好きだよ。お前のこと」

「…あのね、ここはクラスメートだらけの教室だっつうの!恥ずかしいから!」

「だってー愛情表現は確実にしていたいだろ?」



また、スマイル。

……しばらくは、この状態が続きそうだ。





end.


Title by…架空少年
ニックネーム 由姫 at 20:24| Comment(1) | 夕立後に会いましょう【短編集】
この記事へのコメント

ねぇ
甘い声で甘えてもだめだよ

君は怒ってる時には
必ず そう言う
でも、
ねぇねぇねぇ
そう繰り返してるうちに
機嫌はよくなるんだよね
君の膝の上は
寝心地が
とってもいいから
好き
Posted by ひかる at 2008年04月27日 09:14
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