「さーて……どうしちゃおっかな〜」
目の前にはあいつのドアップ。う、うわ〜どうしよう。
話を戻せば5分前。私は彼に告白された。
いや、普通ならときめく場面なんだけどね。こいつとは小学校からずっと一緒の悪友って感じだったから。
私っていまいちそういう場面に弱い。だから、つい。「好きだ」っていったこいつのこと、「バカーー!冗談言うな!!!」って顔面パンチ。
あ、やばい!と思った時は既に遅し。
こうやって、壁に追い詰められてしまったわけだ。
「真剣に告白した男を殴るとはいい度胸だな〜お前」
「…ごめん」
2人きりの教室に、私の声が響いている。
「ま、お前はそんな性格だもんな」
私にかぶさる影が、心なしか大きくなっていた。
「…お前俺のこと好きか?」
「え!?」
「嫌いか?俺のこと。正直に言ってくれよ?」
あいつの綺麗な眉がひそめられる。なんかその時のあいつの顔…変な言い方すると色気があった。こんな表情見たことがなかった。バクバクする心臓。
「えと、んと、あの……友達以上恋人未満って感じかな」
なんとか搾り出した答え。でも、あいつはそれだけじゃ納得しなかった。
「はっきりしないな」
「ぁ……」
あいつの顔がどんどん近づいてくる。
「俺を恋人まで進化させたい?それともこのまま?」
囁く息が、唇に当たっていた。
…二人の距離、あと3センチ。
end.
Title by…架空少年

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