2008年06月20日

#FF9865

太陽みたいな人になりたいなと思って

いつも笑って

泣いたり怒ったりなんてしなかった

でもよく考えたらさ

太陽だったら

熱すぎて誰も近づけないよね




ニックネーム 由姫 at 21:02| Comment(0) | ふと、哲学的な一言【言葉】

2008年06月07日

誰が為


もし自分を褒め称えるものがいたら

そいつをバカにしてやりな

自分ばかり見て周りを見失う前に


もし泣いている奴がいたら

何も言わないでおきな

他人に甘えることばかりを覚えないように


もし悪い事を勧めてくる奴がいたら

なにがなんでもやめさせな

そいつが逃れられない蟻地獄に入る前に


友達はなんの為にいる

なんで友達になったのか

誰の為に友がいる

本当の友達がいると君には言えるか?
ニックネーム 由姫 at 20:37| Comment(1) | ちゃんと前に進んでるよ。【詩】

生まれかわるなら ――G


 いっそのこと、男の子に生まれたかった。いつもそう思う。

周りの女の友達はアイドルグループや恋バナで盛り上がってばかり。テストの成績が低かったからって、「えーやばくね!?この点数!やばくね!?」とわめくばかり。どうしてなんだろう。私は普通じゃないのだろうか。
 別に私はがさつで乱暴と言うわけじゃない。ただ、「今時の女の子」らしいことに興味がないんだ。アイドルより好きな作家、恋バナより読書、はしゃぐより勉強。それってだめなことじゃないでしょ?
 でも、彼女達からすれば違う。彼女達にとって一番大事なのは恋とか青春だから、それに興味がない私は「別世界の人」。だから気がつけば、いつも一人で本を読んでいる……。
 寂しい寂しい寂しい。心の中で叫んでも、声になって出ては来ない。誰も助けてくれやしない…。

ねえ、男の子だったらそう言う事考えなくて済むんじゃない?多分、私が見た感じ。男子が恋バナしてるなんて、想像できないもん。

だから、さ。私、男の子になりたいよ。





Bへ続く.
ニックネーム 由姫 at 20:15| Comment(0) | AアンドB【2連短編集】

2008年06月03日

歩調合わせてよ


「……ちょっと」

「ん?」

あいつは気だるそうに振り返る。

「足、速いんですけど」

ついさっきまで隣で歩いていたのに。あっというまに1メートルの差。
こいつは凄い足が長い。だから、歩幅がありえないほどに大きいのだ。
それに対し私は中肉中背。彼の歩幅に合わせようと大またに歩いても、追いつききれないのだ。

「ああ、ごめんごめん。なんか、つい」

苦笑いしながら私が追いつくまで止まっている。なんか、腹立つな。前からこれ、何回も繰り返すんだもん。

「あのさー」

「何?」

「少しは勉強してくれないかな」

「何を?」

「もう少しゆっくり歩くってこと!」

私が少し怒って彼を睨むと、彼は眉をちょっと傾けて笑った。

「だって、恥ずかしいだろ」

「は?何が?」

「俺達なんか、彼氏と彼女みたいにみえるじゃんか」
 
「え」

硬直。え、そんな風に見える?だったらちょっと嬉しい……って何考えてるんだ私。頭に浮かんだ空想を振り切ってみせる。

「でも、まあいいよ。お前が並んで歩きたいっていうなら。俺はこれからちゃんとあわせるよ」

なんだか憂いをおびた笑顔が胸をきゅっと締め付ける。

「うん…ありがと」


……これからは、私も背をのばす努力をしようかしら。




end.
ニックネーム 由姫 at 20:57| Comment(0) | 夕立後に会いましょう【短編集】